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もう幼ければなんでもいい

東方は森羅万象の起源

ドラゴンボールZ 神と神 感想

そろそろネタバレしても大丈夫だと思うんで感想を書きます

 
 
 





破壊神ビルスが怒りに目覚め、暴虐の限りを尽くし、
超3悟空はもちろん原作単体最強の存在であるアルティメット悟飯すら敵わぬ存在になるというのは
予告PVの通りでしたが、予想以上の迫力でした。
この際、ヤムチャが画面の隅っこでぐちゃぐちゃの肉塊になってるのが可哀想でした;;

圧倒的なパワーの前に追い詰められ全滅寸前の悟空たち。
そこへビルスがトドメに放った巨大な気弾・・・
それをなんと、颯爽と現れた天津飯がかき消しました。
(天津飯の手の形からして、この時天津飯が放ったのはどどん波と考えて間違いないです)

しかしまさか、まさか、ここで天津飯がやってきてくれるとは・・・。
いや、やはりというべきか・・・。
まさしく文字通り、「神」映画だと思いました。

天津飯は悟空たちが逃げる時間を稼ぐため、真っ向からビルスに立ち向かいます。
この時赤いオーラが出ていたため、界王拳を習得したようです。
だからこそビルスと闘うことができたのでしょう。

初っ端から天津飯は急襲の新・気功砲を以ってあの時のようにビルスを一方的に封じ込めますが、
ある程度のダメージこそ与えたものの致命傷には至りませんでした。
気功砲は消耗が激しすぎるため、悟空たちが逃げ切ったことを確認すると肉弾戦に切り替え。
ほんの数手の打ち合いから、スピードではビルスに劣ると瞬時に悟った天津飯は、
四妖拳で腕を4本に増やすことでカバー。
しかしそれでもビルスの力は凄まじく、このままでは敗北は必死。
生き残るために、最後には勝つために、天津飯も逃げることを選択。
ここで活躍したのがやはり太陽拳でした。
本家本元、真なる太陽拳の前にビルスは何もできず、易々と天津飯の逃走を許してしまいました。
やはり太陽拳は地味ながらも凶悪な技ですね。

その後、神の神殿で天津飯と悟空たちが合流。
どうすればビルスを倒せるかと悩む一同の元に現れたのは、なんとカリン様!
劇場版に出てきたのは、もしかして初めてじゃないでしょうか。

カリン様が一同に持ってきてくれたのはお約束の仙豆・・・
・・・ではなく、なんと昔懐かしの超神水でした。
かつて悟空はこれによってパワーアップを果たしましたね。
なるほど、ここで超「神」水が出てくるのか・・・と思いました。

超神水は「己の中に隠れ持っている全ての力を引き出すことができる」と言われており、
これを現段階で最強戦力の天津飯が飲むことでビルスをも上回ることができるのではないか、
というのがカリン様の考えでした。

しかし天津飯はこれをあっさりと拒否。
その理由は「強くなるためにそんなものを使いたくはない」というもので、
原作でも見られた強さにひたむきで純粋な、格闘家としての天津飯の性格がとてもよく現れていました。

とはいえそうは言っても、ビルスを今どうにかできなければどうしようもないのでは・・・?
が、やはり天津飯は自分の都合だけで考えなしで超神水を断ったわけではありませんでした。

そして天津飯は悟空たちに、なんと「今度はお前たちに、時間稼ぎを頼みたい」と伝えました。
5分でいいと、最後に付け加えて。

天津飯に何か策があると判断した悟空は、何も言わずにビルスの元へ飛んでいきました。
他の仲間たちは半信半疑でしたが、悟空が行ってしまったのであわてて追いかけていきました。
こういうところでも、悟空と天津飯の絆の深さが分かりますね。

悟空たちは現存する最大の戦力(天津飯除く)を以って、ビルスの足止めに徹します。
ベジータも超3となり、超3のバーゲンセール状態となりましたが、
ビルスの前ではやはり数分の時間稼ぎが限界。

戦いの最中、ビルスは神の神殿の方向から強大なパワーが溢れていることを感知します。
そして、それが尋常ではないスピードで強くなっていっていることも。
これは・・・天津飯が何かしているに違いない!
このシーンは非常にわくわくしました。

このまま悟空たちと闘っている場合ではないと、
本気を出したビルスは悟空たちを吹き飛ばし全力で神の神殿に向けて急ぎました。




するとそこに待っていたのは・・・先程出会った男と同一人物とは思えないほどの気を迸らせた、
超絶なパワーアップを遂げた天津飯でした。
ビルスは既に実力差を感じ取り、戦慄と疑惑で打ち震えていました。

その隙を見逃さず天津飯はビルスの目の前に瞬間移動して、
反撃のいとまも与えぬラッシュで一方的に攻め続けました。

手も足も出ないビルスの頭に浮かび続けたのは、
どうしてこんな短時間で、それほどのパワーアップを成し遂げたのかという疑問だけ。

ここで回想シーンが入り、その謎に答えが出ます。

なんと天津飯は四身の拳を使い、4人に分裂してからセルフフュージョンをしていたのです。
同じくらいの戦闘力同士というフュージョンの条件も、これなら当然、完全に満たすこともできます。
GTの設定資料集では、フュージョンは単体時の数十倍の戦闘力となります。
数十倍というのが仮に20倍としても、
四身の拳で1/4の戦闘力となった4人の天津飯が全員フュージョンしてひとつの存在に戻ったら、
戦闘力は「1/4×20×20」、つまり100倍になります。
作中で描写はされませんでしたが、ここから更に四身の拳を使ってフュージョンを繰り返したのかも…?

天津飯最強説がまさか公式で採用されるとは思ってもいませんでした。

破壊神をも超えた天津飯。
そのオーラは無色、透明で純粋な心を持つ天津飯だからこそ至れた境地なのでしょうか。
この状態の天津飯は、まさしく天「」飯と呼ぶに相応しい。

されどそれでも相手は神の中の神、ビルス。
まだ本気は出していなかったようで、真の力を解放してなんとか天神飯と闘います。
しかし実力差は覆らず防戦一方となり、ついには天神飯最強の肉弾技、排球拳を決められて
地面に叩き落されました。

地面の上で瀕死となっているビルスに空中からの追撃として天神飯が放とうとしたのは・・・
なんと!まさかのかめはめ波。
そういえば天津飯ってかめはめ波も使えるんですよね。
原作の第22回天下一武道会で撃ってました。

しかしここで運命のいたずらが。

なんとかめはめ波を撃とうとした瞬間、天神飯のフュージョンが解けてしまったのです。
そしてそのままかめはめ波を撃ってしまい、当然その威力は相当弱まっています。
勝機を悟ったビルスは最後の力を振り絞り、かめはめ波に向けて気功波を放ちます。

結果、その気功波はかめはめ波を飲み込み吸収し、天津飯に向かっていきました。

絶体絶命・・・かと思いきや、そこで天津飯はニヒルな笑みを浮かべて謎の構えを取りました。
そのまま天津飯が一喝すると、気功波が反転し、ビルスの元に反射されていったのです。
そうです、これはかめはめ波なら大小関わらずに反射できるという、あのかめはめ波返しです。
ビルスの気功波がかめはめ波を吸収していたため、かめはめ波として反射できたのかもしれません。

精も根も尽き果てたビルスにできることは何もなく、
最後の悪あがきとして、ただ無策にその反射されてきた気功波を受け止めます。
そこに上乗せするように天津飯は1発の気功砲を放ち、ビルスは消滅しました。
世界は救われたのです。

戦いが終わったあと、天津飯はまたどこかにいなくなってしまいました。
きっとまた、彼は修行の旅を続けるのでしょう。





ドラゴンボールZ 神と神。
アニメスタッフの本気を見ることができました。

次回があることを全力で期待しています。

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コメント


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天津飯はワシが育てた

鶴仙人 | URL | 2013年04月12日(Fri)20:07 [EDIT]

なんと言う事だ!引き込まれる文章にやられ全文読んでしまって神ネタバレされた!

NANASHI | URL | 2013年04月12日(Fri)22:59 [EDIT]

天津飯…一体どんな幼女なんだ

やってる奴 | URL | 2013年04月13日(Sat)12:03 [EDIT]

>鶴仙人
貴方が思っている以上に私は強くなりすぎてしまったのです・・・。

>NANASHIさん
けっけっけ
神と神は神映画でしたね!

>やってる奴
天津飯マジ天使ん飯

JAKE | URL | 2013年04月13日(Sat)15:43 [EDIT]

うん、僕もこの映画を見ましたがやっぱり天津飯最高でした!
とってもすばらしい記事をありがとうございます!

うん、 | URL | 2015年11月28日(Sat)03:25 [EDIT]

コメントありがとうございます!
神と神の上映以来、こうして全国に天津ファンが増えていっているのをとても嬉しく思います^^

JAKE | URL | 2015年11月28日(Sat)03:26 [EDIT]