もう幼ければなんでもいい

第22回天下一武闘会後の天津飯の発言について

第22回天下一武闘会が終了したあと、天津飯が悟空にこのように言う場面があります。

「お前には(賞金の半分を)貰う権利がある…。
オレが勝てたのはだ…実力では残念ながら負けていた…」


天津飯らしく非常に男らしい台詞です。
運ではなく、純粋に力で勝ってこそ本当の勝利という武闘家としてのプライドがあるのでしょう。

もちろん直後に亀仙人が言い返したように運も実力のうちなのですが、
そもそも天津飯が悟空に勝利したのは運ではありません



天津飯VS悟空のラストシーン。
両者が場外に落下しようとしており、先に地面についたほうが負けという状況。
そしてどちらもおそらく地面スレスレの時に、悟空は走ってくる車の側面に横から激突(器用なぶつかり方です)し、
そして天津飯より僅かに先に地面につく。

この光景をナレーターは「不運」と表現しており、天津飯自身も運が良かったから勝てたと言っているのですが、
横から加わる力(走ってくる車との激突)は落下速度には影響しないはずです
車の形状から考えても、跳ねられて飛び上がることはあっても地面に向けて吹き飛ばすということはないでしょう。

つまりこの試合、天津飯は運などではなく完全に純粋な実力で勝利していたのです



更に、車の激突シーンのことを天津飯が知っているということ自体が、実はある描写と矛盾します。

天津ファンにとって最大の敵にして最大のゴミ、クリリンの発言です。

悟空と天津飯の落下中、悟空の攻撃が天津飯に決まります。
それを見たクソリンの発言が、

「天津飯のやつ気絶してるみたいだっ!!!勝った、勝ったぞっ!!!」

ちなみに気絶がどうとかぬかしているのはこのハゲだけです。

では、気絶しているはずの天津飯がどうして悟空が車に激突していることを知っていたのか?
悟空たちがそれをわざわざ天津飯に教えている描写もありませんし、
天津飯は実は気絶などしていなかったという答えが正しいでしょう。
実際、落下中に既に天津飯は普通の黒目になっており、気絶しているようにはまったく見えません。

どうやらこの六星球はこの頃から天津飯をsageるために生きていたようですね。
大変見苦しいことです。

また、実は気絶していなかったと取れる描写がもうひとつあります。
両者が地面に激突したそのシーンを見ると、二人とも車道の真ん中に落下しています。
しかし次のコマに入った瞬間、天津飯は道路から離れた場所(歩道よりも更に内側)で寝ています。
同じコマの中で、確かに天津飯が地面に落下したことをしめす跡が道路に残されています。
地面に跳ね飛ばされて遠くに行ったのかもしれませんが、
悟空のほうは落下地点からそれほど遠くまで移動しておらず見比べると不自然です。

ここから察するに、天津飯は車道に激突したあと「車道にいると危ないし他の人に迷惑がかかる」と考えて移動したのでしょう。
一方で悟空は車道で寝転がったままであることから、車との衝突で気絶していたのだと思われます。
気絶していたのは本当は悟空のほうだったのです!



そしてここまで聡明というか常識的な考え方をできる天津飯が、
自身の勝利は運ではなく実力で得られたものであるということに気づかないわけもありません。

つまり…
「お前には(賞金の半分を)貰う権利がある…」
この台詞は真実を知っていた上で発言していた可能性が高いです。
そう、男天津飯はライバルと認めた男に賞金の半分を渡そうとしていたのです。
あえて、真実を告げずに…。





またひとつ、天津飯の魅力を知ってしまいました。
僅か数ページのことですが、天津飯というキャラクターの奥深さ、そしてクソリンのクソさを再認識できました。
第22回天下一武闘会は天津飯の大きな見せ場のひとつであるため、
これからも新しい発見があることでしょう。




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