もう幼ければなんでもいい

長編RPG『World Wandering』紹介

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『World Wandering』は、ツクールVXAceで製作されたフリーの長編RPGです。
プレイ時間は本編クリアだけでも30~40時間というかなりのボリューム。
それに見合った骨太の内容が何よりも魅力の作品で、フリゲRPGが好きな方にはかなりおすすめできます

『World Wandering』 ダウンロードページ



【ストーリー&キャラクター】



行方不明の父親を捜しに旅に出た少女プレオは最初の港町で
レガシィという冒険家の少年と出会い、共に父親捜しへ。
しかし二人は旅の途中、ある出来事により並行世界を彷徨い続ける
恐ろしい呪いをかけられてしまった!!

二人の果てしない世界放浪が今、始まる―――!!



以上、ふりーむより。
本作のストーリーは決して王道とは異なりますが、大きく二転三転する壮大な物語となっています。
特筆すべきはその熱さ。
この人の作品はいつもキャラクターや台詞回しに気合が入っており、少年漫画とはまた違ったような濃い熱さがあります。

ただ、世界観の設定がやや複雑で説明シーンも多めで、この点は作者様自身から
「結構イベントシーンがひとつひとつ長い」と書かれています。
それだけにストーリーはよくできており先が気になるようになっていて、
一度ハマると抜け出せなくなるようなゲームとも言えます。

また、キャラクターの一人一人もとても濃く、敵、味方ともに存在感を発揮し続けます。
特に本作の最大の敵となるとある人物の醜悪さは言葉では伝え切れません。



【バトル】



基本的にはスタンダードな戦闘です。
強いて特殊なシステムとして挙げるのであれば、MPとは別に行動によって溜まるTPという概念、
およびそれを消費して放つ技の存在と、スキルごとに設定されたクールタイム(一定ターン経たないと同じ技を使えない)システム。
このどちらとも、そこまで個性的なシステムというわけでもありません。

しかしそれら普通のシステムによって作られた戦闘は、かなり戦略性が高いものになっています
というのも、CTやTPの存在から同じ行動を連続でとることはできないことに加え、
難易度が非常に高く敵の攻撃が極めて苛烈であるため、
その状況に応じた行動を1ターン1ターン丁寧に考えなければならないからです
仲間キャラクターにはそれぞれの個性と特徴があり、それらをフルに活用していかねば後半のボスには歯が立ちません。
一見理不尽にも思える敵の強さですが、ちゃんと先を考えながら行動を選択していくことで活路が見出せるバランスは見事の一言です。
プレイしていて感じたのは「らんだむダンジョンっぽいバランス」でした。

なのでこのゲームは、RPGが得意な人、好きな人にはたいへんオススメできる一方で、
苦手な方には少々辛くなるかもしれない、というのが正直な感想です。
自分は決して得意とはいえませんが、先の気になるストーリーのおかげで最後まで頑張れました。
また、後半になるにつれてどんどんできることが増えていくので、面白さも倍増していきます。
まずは中盤までは遊んでみて欲しいです。





色々と「濃い」作品であり、かつフリーゲーム特有の空気も有しているため、割と人を選ぶゲームかもしれません。
ですが逆に言えば濃い作品が好きな人、フリゲのフリゲらしさが好きな人にはかなりおすすめできます。
重厚なストーリーを読みたい、歯ごたえのある戦闘をしたいという方にぜひ。

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